鹿児島神宮の参道から一直線に国分の市街地に向かうとその県道沿いにこの朱の鳥居がみえます。




 鹿児島県霧島市国分府中町の『祓戸神社』です。鹿児島神宮からまっすぐ国分方面に伸びる県道を車で3分くらい行ったところに鎮座まします神社です。明治5年以前は「守公神宮」と言われていたらしい。大隅の国庁があったこの地の総鎮守であり一之宮でもあったらしい。
 よって江戸の時代は30人ほどの宮侍が御奉仕していたというので、かなり格式のある神社であったに違いありません。創建も古く、記録として残っているだけでも和銅6年(713年)といいますから少なくとも1300年くらいの古い歴史のある神社です。

現在では大隅国一之宮は鹿児島神宮となり、神宮にほど近いこの神社は地元府中地区の氏神様となり、地元氏子崇敬者にて信奉されいています。



 社域はあまり広くありませんが、地元自治会の公民館と繋がっており、夕方には近くの小学校の児童の遊び場になっており住民の憩いの場でもあります。

 拝殿は手入れが行き届ききれいです。
こちらが昔、大隅国総社だった「守公君神宮」の御拝殿です。

神仏習合の名残でしょうか、境内にはいろいろな石塔がみられます。奥の像は仏様のようですが何の仏尊かわかりませんでした。お地蔵さんのようにも見えますが左手には剣を持っています。

境内裏、駐車場から御神殿。不規則に並ぶ孟宗竹の林があります。斜めに生える太くたくましい竹が珍しく撮影しました。