「御池」を見下ろす岡の上にこの神社はあります。車でもかなり急な坂を登らなければなりません。この鳥居の手前に「不動堂」があります。



「霧島六社権現」の一社『霧島東神社』です。

宮崎県西諸県郡高原町にある、「霧島六社権現」のひとつです。 国道223からかなり山手にはいったところにある。 主祭神は伊弉諾尊、伊弉冉尊ほか十六柱。 楼門の神紋は大日輪宝であり「六社権現」らしくこちらも仏教色豊かだ。 御神官も作務衣を着て坊主頭のひともいた。 入口には「お不動さん」を御祭したお堂があったり、参道途中に「錫杖院墓地址」があり別当寺も存在したようです。

『霧島東神社』は六社権現の中でも特に仏教色の強い神社に思える。 参道途中にある祓所は何となく「護摩壇」のような感じもあるし、神紋も「大日輪宝」だったり、楼閣などのたたずまいも非常にその印象をうける。同じ六社権現の東霧島神社ともまた違った感じである。 御神体はやはり「御池」でしょうか? 山上から見る「御池」は神秘的です。



車でかなり上まで上がりましたが、鳥居をくぐるとさらにこんな山道です。
「楼門」前の御神木です。「夫婦杉」でしょうか?

  かなり重厚な感じのする「楼門」です。ここにも神仏習合のにおいが。お寺の神紋と同じ「大日 輪宝」が彫られた門です。

これがその「大日宝輪」です。仏教の法具の形です。

 御拝殿にやっと着きました。六社権現は神仏習合を色濃く残す神社が多く、この神社は特にその典型です。拝殿両脇にはロウソクをともす為のロウソク立があります。

 ここ、霧島東神社は龍神様の安息地 である、神龍の泉「忍穂井」があります。((鏡井とも)
龍神伝説の残る不思議の地です。




 


 「霧島東神社」の御神体そのものである「御池」霧島山中に数ある火口湖の中で最大、最深(103m)の湖で周囲約4キロ、直径1キロでほぼ円形の湖である。周囲の湖畔一帯は野鳥の森に指定され冬になるとカモの大群が飛来する。御池キャンプ村は家族連れで賑わっている。


霧島東神社から見下ろす「御池」の風景。